弘前大学の男女比率の現状 (2017年5月 現在)

弘前大学教職員の男女比率の現状(2017年5月 現在)

本学教職員総数は1,952名(他に学長・理事・監事等)です。
そのうち女性は914名(46.8%)です。大学教員は789名、うち女性は153名(19.4%)、附属学校園教員は98名、うち女性は53名(54.1%)です。事務職員・技術職員等(医学部附属病院を除く)は291名、うち女性は93名(32.0%)、医学部附属病院の事務職員・技術職員等は774名、うち女性615名(79.5%)です。

2016年5月1日時点と比較すると、大学教員で女性比率が0.6%増加し、附属学校園教員と事務職員・技術職員等(医学部附属病院を除く)は横ばい、附属病院の事務職員・技術職員等は0.4%減少しました。さらに、管理職に占める女性比率は、役員(非常勤除く)16.7%、事務系職員9.7%です。

1.学部専任担当別の教員数と女性比率
大学教員における女性比率を昨年度と比較し、増加したのは教育学部(+2.9%)、医学研究科(+1.8%)、附属研究所等(+0.4%)でした。附属病院は横ばい、その他は減少し、減少率が大きい順に保健学研究科(-1.1%)、農学生命科学部(-0.6%)、人文社会科学部(-0.3%)、理工学研究科(-0.2%)でした。教員全体でみると、女性比率19.4%で、昨年度より0.6%増加しました。

<図1>
男女比率_図1

2.学部学生数と女性比率
学部学生の総数5,995名のうち女性は2,508名(41.8%)です。
学部ごとにみると、女性比率の高い順に、医学部保健学科553名(66.8%)、教育学部493名(56.2%)、人文社会科学部613名(47.0%)、農学生命科学部427名(40.4%)、医学部医学科298名(37.8%)、理工学部213名(15.7%)となります。

昨年度と比較すると、女性比率は全体で0.3%増加しています。学部ごとでは、医学部医学科(+3.7%)、農学生命科学部(+1.2%)、人文社会科学部(+0.8%)、医学部保健学科(+0.5)で増加し、理工学部は横ばい、教育学部(-0.7%)で減少しました。

<図2>
男女比率_図2

3.大学院学生数と女性比率
大学院生の総数は863名、そのうち女性は281名(32.6%)です。学部学生に比べて女性比率は低くなっています。研究科ごとにみると、女性比率の高い順に、人文社会科学研究科24名(70.1%)、教育学研究科47名(58.8%)、保健学研究科51名(42.1%)、農学生命科学研究科34名(37.0%)、医学研究科80名(32.5%)、地域社会研究科11名(30.6%)、理工学研究科34名(13.4%)となります。

昨年度と比較すると、女性比率は全体で0.8%増加しています。研究科ごとでは、人文社会科学研究科(+13.0%)、地域社会研究科(+8.6)、教育学研究科(+2.8%)、保健学研究科(+0.1%)で増加し、農学生命科学研究科は横ばい、医学研究科(-0.3%)、理工学研究科(-0.7%)で減少しました。

<図3>男女比率_図3

4.各種制度の利用状況
準備中です。

5.まとめ
大学教員に占める女性比率については増加傾向が続いており、本学の男女共同参画のさまざまな、かつ継続した取組の効果があらわれつつあるものと考えられます。本学は、第3期中期目標・中期計画において教員(助教以上)に占める女性比率19.0%、採用比率27.5%、意思決定組織の女性を平成27年度と比較して倍増させることを掲げているほか、昨年度採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)「ダイバーシティ実現で北東北の未来を先導」(代表機関:岩手大学)や第2期弘前大学男女共同参画推進基本計画、女性活躍推進法に基づく事業主行動計画でも数値目標が定められています。

2017年5月現在における女性教員比率は19.4%であり、また、女性比率は役員(非常勤除く)16.7%、事務系管理職9.7%です。上記の目標達成を目指すだけにとどまらず、女性活躍推進法や第5期科学技術基本計画、第4次男女共同参画基本計画に定められた女性活躍促進に関する方向性や目標値への貢献も念頭に置き、引き続き、多角的に男女共同参画推進の取組を行ってまいります。