弘前大学の男女比率の現状 (2012年4月 現在)

本学教職員の総数は1,746名、そのうち女性は827名で44.8%です。大学教員は762名で女性は117名(15.4%)、附属学校園教員は101名で女性は53名(52.2%)です。
一方、特別職員・事務職員・技術職員は366名で女性は108名(29.5%)、コ・メディカル職員(医師を除く医療従事者)は618名で女性549名(88.8%)です。
この結果は、2011年4月1日の結果(以下、昨年4月の結果)と比較し、大学教員や事務系職員では女性が少ないのに対し、附属学校教員とコ・メディカル職員では女性が半数を超えているという傾向は変わりありませんでしたが、大学教員は女性の比率が0.3%増加しました。特別職員・事務職員・技術職員は1.6%減少し、2年連続で減少していますが、大学全体でみると女性比率は昨年とあまり変化はありませんでした。

学部専任担当別の教員数と女性比率

図1の学部専任担当別の教員数と女性比率をご覧ください。
大学教員に占める女性比率で昨年に比べて高くなった学部等は、附属病院(+1.5%)、人文学部(+0.6%)です。また、女性比率は、保健学研究科では41.2%(40名)と高く、理工学研究科では3.3%(3名)と低く、この結果は昨年と同様です。
教員全体でみると、女性比率は15.4%で、昨年4月の結果より0.3%増加しました。

弘前大学の2012年4月現在 学部専任担当別の教員数と女性比率

学部学生数と女性比率

図2の学部学生数と女性比率をご覧ください。
学部学生の総数は6,118名のうち女性は2,610名(42.7%)です。学部ごとにみると、女性割合の高い学部は医学部保健学科518名(60.9%)、教育学部609名(60.4%)、人文学部739名(49.3%)です。
一方、理工学部、医学部医学科、農学生命科学部では女性割合が半数以下で、特に理工学部では201名(15.6%)で、他の学部に比べて低い割合です。
昨年4月の結果とあまり変化はありませんが、教育学部では女性比率が3.3%、理工学部で0.8%減少しました。

弘前大学の2012年4月現在 学部学生数と女性比率

大学院学生数と女性比率

図3の大学院学生数と女性比率をご覧下さい。
大学院生の総数は777名、そのうち女性は238名(30.6%)で、学部学生に比べて女性比率は低くなっています。研究科ごとにみると、女性比率の高いところは人文社会科学研究科19名(63.3%)、教育学研究科41名(56.2%)ですが、他の5つの研究科では女性比率が4割を下回っています。中でも理工学研究科では32名(13.6%)と他の研究科に比べて非常に低い割合ですが、昨年4月の結果より2.8%増加しています。全体としては、昨年4月の結果より1.3%増加しています。

弘前大学の2012年4月現在 大学院学生数と女性比率

教職員全体でみると女性比率は、昨年4月の結果より0.8%減少しました。しかし、教員全体の女性比率(附属学校を除く)では、15.4%と依然として低いものの、昨年4月の結果と比べると0.3%微増しました。
この結果には教員公募の備考に記載した男女共同参画の推進をはじめとする男女共同参画の様々な取り組みの効果があらわれつつあるとも推察できますが、その評価を決定づけるには今後の推移を注視しなければなりません。また「弘前大学男女共同参画推進基本計画」(平成21年8月3日 策定)に掲げている「女性教員比率を2015年までに20%に向上する」という目標達成のためには、各部局が女性教員採用に向けて、より積極的に取り組む必要があります。

その他のデータ

弘前大学の男女比率の現状 (2011年4月 現在)
弘前大学の男女比率の現状 (2013年4月 現在)