第一回講演会 「男性からみた男女共同参画社会とは」

第一回講演会 「男性からみた男女共同参画社会とは」

日時 2010年2月10日(水) 14:00 ~ 16:00
会場 弘前大学コラボ弘大8階 八甲田ホール
演題 「男性からみた男女共同参画社会とは」
講師 昭和大学 准教授 須長 史生

ポスター【PDF】253KB

講演会内容

弘前大学は、「第一回弘前大学男女共同参画推進室講演会」を開催し、教職員、学生、他大学関係者、地方自治体関係者ら約110名が参加した。

この講演会は、弘前大学男女共同参画推進室の設置にあたり、男女共同参画推進の理念を学内外に広め、同推進室による取り組みへの理解を深めてもらうことを目的とするもの。昭和大学准教授で同大学人権啓発委員の須長史生氏を講師に招き、「男性にとっての男女共同参画社会」と題した講演が行われた。

講演ではまず、「男らしさ・女らしさをなくそうとしている」などのイメージが「男女共同参画社会」に対する誤解であることを示しながら、男女共同参画社会基本法の考え方が確認された。その上で、男女共同参画に積極的に関わることの意義が須長准教授の経験に基づいた事例を交えて語られ、「多様な属性の個人を包摂しうる社会への変化が急務」である現代における重要性が示された。ポジティブアクションについて触れられた後半部では、女性の「社会進出」をめざすだけでなく、男性の「家庭進出」を含めた男性のニーズに応じたポジティブアクションの可能性も指摘された。さらに、男女共同参画の進め方は一様ではなく、それぞれの地域のありかたに応じた方法があるはずなので、弘前大学らしい男女共同参画の推進を模索してほしいと結ばれた。

引き続き行われた質疑応答では、男性教員や学生から男女共同参画への具体的な質問が寄せられ、活発なやりとりがなされた。講演会後には、講師を囲んで一般市民の参加者も含めた情報交換会を開催し、和やかな雰囲気のもと参加者との親睦を深めた。

弘前大学では、今後もこのような講演会を通して、学生や教職員の意識を高めることとしている。

第一回弘前大学男女共同参画推進室講演会のポスター第一回弘前大学男女共同参画推進室講演会の様子第一回弘前大学男女共同参画推進室講演会の様子
講演会参加者集計データ
講演会参加者集計データ