第6回講演会「地域連携による男女共同参画の推進」 を開催しました

弘前大学男女共同参画推進室 第6回講演会
地域連携による男女共同参画の推進 ~三重県内を中心とした事例紹介~

日時 平成25年 9月 17日(火)
13:00 ~ 14:00 (講演会)
14:00 ~ 15:00 (さんかくカフェ)
場所 弘前大学創立60周年記念会館 コラボ弘大 8階 八甲田ホール
講師 三重大学 学長アドバイザー 鈴山 雅子 氏
参加人数 39名

(参考リンク)2013.08.19 第6回講演会「地域連携による男女共同参画の推進」開催のお知らせ

2013年9月17日、コラボ弘大八甲田ホールにおいて、第6回講演会「地域連携による男女共同参画の推進 ~三重県を中心とした事例紹介~」を開催致しました。

講師には、三重県教育委員会などに長年勤務され、現在三重大学学長アドバイザーとして地域連携を中心とした数々のプロジェクトでご活躍中の鈴山雅子先生をお迎えしました。

鈴山先生はまず、①101 ②54/480→38/480 ③202030 という3つの数字の意味をクイズとしてあげられました。会場で答えがわかった方は1~2名でした。
解答は以下のとおりでした。

①GGI(ジェンダーギャップ指数)で日本は135か国中101位である。
②2009年の衆議院女性議員54名(11.3%)が2012年衆院選の結果38名(7.9%)まで大幅ダウンしてしまった。
③2020年までに政治の世界や企業などで指導的地位に女性が占める割合を30%にしようという国の目標のこと。

これら日本の現状を示されたのち、鈴山先生が取り組んでこられた三重大学と三重県男女共同参画推進センターが中心となって三重県内の多くの市や町と連携し取り組んでいる事業、イベントなどを紹介されました。

女性研究者研究活動支援事業を三重大学は平成20年度に獲得したが(弘前大学も平成22年度に獲得)、その時点では男女共同参画推進について三重大学は白紙の状態であったというお話には私共も大いに励まされました。
3年間で多くの事業を成功させた背景には地域連携が欠かせないと感じました。鈴山先生の「地域連携の中で大学の役割は地域を”つなげる”ことであり、大学が声をかければ地域の方々も協力して参加してくださる」というお話に一同うなずいていました。

講演会終了後、”さんかくカフェ拡大版”として行ったフリーディスカッションには、本学教職員の他、青森市の高校教諭、2000年に三重県で行われた日本女性会議に参加したという女性なども加わり、「親しみやすい、敷居の高くない大学にするには?」「理系女子を増やすには?」などの質問に鈴山先生を含めた参加者全員から多くの意見があがり、予定終了時間をオーバーするほど熱心な議論がなされました。

講演会参加者にアンケートをお願いしたところ、28名(男性10名、女性07名、無記入1名)の方がご協力くださいました。
受講理由として「内容に興味があったから」を選んでいる方が最も多く、また「参加要請があったから」、「参加しやすい会場だったから」という方も複数いらっしゃいました。

『今後どんなセミナーを受けてみたいですか』という設問に対しては、「今回は推進だったので、実践についても話を聞きたい」、「女性研究者支援の活動について、その成功例や失敗例」、「パパ支援(育児・家事)」などのご意見が寄せられました。
自由記述欄には、「女性研究者がいろんなところで頑張っていることに励まされました」、「ディスカッションの時間が多く取られていることが良いと思った」という感想や、「男女共同参画の県民性が知りたい。県民ショーをしましょう」という提案もいただきました。

ご協力ありがとうございました。

第6回講演会の様子第6回講演会の様子第6回講演会の様子第6回講演会の様子第6回講演会の様子第6回講演会の様子

参加者アンケート結果
参加者アンケート結果