第1回 さんかくカフェ 「学部を超えて立場を超えてお茶会しましょ!!」 大学と出産・育児~本学『研究支援員制度』利用者から~ を開催しました

第1回 さんかくカフェ「学部を超えて立場を超えてお茶会しましょ!!
大学と出産・育児~本学『研究支援員制度』利用者から~

日時 平成25年 8月 7日(水)17:30~19:00
場所 医学研究科基礎研究棟3階 コミュニケーションスペース
話題提供者 冨澤 登志子 先生(保健学研究科)・皆川 智子 先生(医学部附属病院)
参加人数 19名

(参考リンク)2013.07.25 第1回「さんかくカフェ」開催のお知らせ

2013年8月7日、医学研究科基礎研究棟3階 コミュニケーションスペースにおいて、第1回「さんかくカフェ」を開催しました。

「さんかくカフェ」は、男女共同参画に関することや仕事と家庭の両立の悩みなどを、学部や立場を超えて、気さくに語りあえる場を設けることを目的としています。
昨年度までは「女性研究者フォーラム」として開催してきましたが、今年度からは間口を広げ、さらに充実した語り合いをするために、名称を変更し一層の発展的な展開をめざして再スタートしました。

第1回目となる今回のテーマは、昨年度に本学で実施した「研究支援員制度」です。

仕事と家庭の両立支援を目的として実施された「研究支援員制度」ですが、実際にはどのような効果があったのか、昨年度にこの制度を利用された冨澤登志子先生(保健学研究科)と皆川智子先生(医学部附属病院)のお二人から「生の声」を伺いました。

冨澤先生と皆川先生のお話は大変刺激的でした。
お二人の「日常生活」を紹介していただきながら、子どもをもちながら大学で働くということはどういうことなのか、そしてそのうえで「研究支援員制度」はどのような意味をもっていたのか、ざっくばらんに語っていただきました。
例えば、早朝や深夜に起きて仕事をすることもあるという生活、あるいは病院の授乳室を柔軟に使用している等の話がありました。
こうした状況での子育ては、家族を取り巻く人々(自分や配偶者の親)の支えや自分自身の努力(週末に料理を大量に作るなど)による綱渡り的状況であることがわかりました。
そしてそうした「誰かの手を借りないとやっていけない」生活のなかで、「わらをもすがる」思いで「研究支援員制度」に申請したということが生々しく語られました。

一方、「研究支援員制度」の課題も挙げられました。
例えば、「支援員」と「被支援者」との関係づくりが重要だという点です。
さらには、「研究支援員制度」そのものが十分に認知されていないという話もありました。制度の名前は知っているけれども、内容は詳しく知らなかったという声がありました。

以上、学部や立場を超え、今後の両立支援の充実にむけた有意義な語り合いになりました。
参加者からはそうした「生の声」や「異分野」の状況を知ることができ、大変良かった等の前向きな感想が寄せられました。

第1回 さんかくカフェの様子第1回 さんかくカフェの様子第1回 さんかくカフェの様子第1回 さんかくカフェの様子