令和4年度男女共同参画トップセミナー「無意識の差別を考えるー特権概念を手掛かりに」を開催しました

 12月21日、オンライン(Zoom)で令和4年度弘前大学男女共同参画トップセミナーが開催され、本学の役職員や「あおもりダイバーシティ研究環境推進ネットワーク」の参加機関の教職員30名にご参加いただきました。

 トップセミナーは、本学役職員を主な対象として、男女共同参画推進のさらなる意識啓発のため平成27年度から毎年度に1回開催されてきたものです。

 令和4年度は「無意識の差別を考えるー特権概念を手掛かりに」をテーマに、栗本敦子先生(Facilitator’s LABO〈えふらぼ〉主宰)を講師にお迎えし、無意識の偏見の現れ方、特権やマイクロアグレッションという概念、それらへの対処法などについてお話をいただきました。講演の中ではグループワークも行われ、6つの小グループで、マイクロアグレッションについて資料をもとに話し合いが行われました。

 参加者からは、「無意識の差別や、好意として差別をおこなってしまうこと、さらに差別が個人の意識ではなく社会の構造のなかに生まれることをよく理解できました。」「本日の講演を参考にし、職場の人材育成にあたりたい。」「仕組みや制度を変えることで、働きやすい職場をつくるよう行動していきたい。」などの感想が寄せられました。