ごあいさつ

学長

男女共同参画のさらなる推進を目指して

 弘前大学男女共同参画推進室は令和元年度に10周年を迎えました。この10年間、本学の男女共同参画が、学内や地域と連携しつつ不断の努力をもって推進されてきました。
 次の新たな10年に向けて、まずは、これまでの取組の継続性を重視します。弘前大学は、令和3年までの中期目標・中期計画において「働きやすく、学びやすい環境づくりのため、男女共同参画の一層の推進を図る」こととし、ワーク・ライフ・バランスに配慮した環境整備に取り組むことや、女性教員の採用・在職、組織の意思決定を担う上位職への女性登用に関する数値目標を掲げています。これらを達成するために、これまでに確立された全学の統一方針としての女性優先公募や、女性限定公募による新たな教員着任時の部局への経費支援、教員公募面接時の女性候補者への旅費支援、プロモーションメンター制度、そして学外からも注目されているダイバーシティレポート制度などを今後も維持していきます。
 地域も大学も、さまざまな背景や経験を持った人たちに支えられていることを実感しています。男女共同参画、ダイバーシティの視点は、大学の教育、研究、医療、地域貢献・社会貢献、グローバル化、管理運営のあらゆる分野において重要です。全教職員、学生、そして地域とともに、弘前大学の男女共同参画推進の次の新たな10年に向けて積極・果敢に取り組んでいきます。

理事

ごあいさつ

 令和元年度、弘前大学男女共同参画推進室は、10周年を迎えました。この間、本学では、学長のリーダーシップの下、性別にかかわらず学びやすく働きやすい研究環境の実現に向けた取組を行ってきました。特に、平成28年度から岩手大学等と共同実施している文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)「ダイバーシティ実現で北東北の未来を先導」事業の中間総括では、高い評価をいただきました。女性限定公募をはじめ、弘前大学男女共同参画推進基金による女性教員基盤整備等スタートアップ経費支援や面接時交通費支援、ダイバーシティレポート制度やプロモーションメンター制度の実施、男女共同参画トップセミナーや研究リーダー力向上支援セミナーのほか、大学連携によるシンポジウムの開催など、男女共同参画推進に向けた様々な取組を実施しました。これら取組は、女性教員比率等のジェンダーバランスの改善や、女性限定公募の浸透・ダイバーシティレポート制度の本格導入・託児利用料補助制度の定着など、男女共同参画推進のためのシステム構築に寄与したものと思います。
 令和2年度は、男女共同参画のさらなる推進を図るため、弘前大学の第3 期中期目標・中期計画(平成28年度~ 33年度)に掲げた女性教員の採用・在職比率及び上位職への女性登用に係る目標達成に向け、教員公募時の女性応募者増加に向けた積極的なリクルート活動を促進するための新たな制度を導入するとともに、女性教員の産前産後休暇・育児休暇取得時及び男性教職員の育児・介護休暇・休業取得時の支援のあり方を検討していきます。
 今後ともワーク・ライフ・バランスに配慮した環境整備や各種支援対策、ジェンダーバランス改善等の取組により、男女共同参画を推進して参りますので、学内外の皆様のご理解とご協力をお願いします。

室長

着任のごあいさつ

 2009年10月1日に男女共同参画推進室が発足し本年で10周年を迎えました。この10年間で弘前大学における役員等の女性比率は0 %から14.7%へ、女性教員比率は12.1%から19.3%へと向上しました。女性研究者を増やし上位職登用を促進するためポジティブ・アクションに取り組み、ワーク・ライフ・バランス実現に向けた各種制度を拡充し、学内外への情報発信にも努めてまいりました。
 こうした中、2019年度の注目すべき事項として、まずダイバーシティレポート制度の本格実施があります。教員選考過程での無意識のバイアスを排除するためのもので、学外からの注目度が大変高い制度です。2つ目には「弘前市女性活躍推進企業」認定を受けたことが契機で、弘前市と連携した活動を行ったことです。認定証を受領する際の櫻田弘前市長の勧誘により、佐藤前学長が内閣府の「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言の賛同者に加わりました。当室10周年記念シンポジウムを、弘前市男女共同参画推進20周年記念と合わせて開催いたしました。弘前市において内閣府主催「Let‘s be a STEM Girl !!~地域から未来の理工系女子を~」が開催される際に、実験教室に本学教員が講師として参加しました。3つ目として、2016年度に本学も参画し岩手大学を代表機関として採択された文部科学省補助事業「ダイバーシティ研究環境実現で北東北の未来を先導」において、自主財源での運営を求められる後半3年間に突入し、事業規模が縮減したものの前半3 年間の勢いを保っていることです。4つ目にフォトキャンペーン「私の男女共同参画宣言」も実施しました。
 とはいえ、すべての人が働きやすく学びやすい弘前大学の実現には、女性教員採用比率が低いことを筆頭に、まだまだ多くの課題を抱えています。当室設立10周年という節目の年に、令和の開始と同時に4代目を拝命した初の男性室長として、これまでの歩みを継承し発展させて参りたいと考えていますので、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年4月