平成28年度北東北国立3大学連携推進会議男女共同参画シンポジウムが開催されました

9月16日、岩手大学復興祈念銀河ホールにおいて、平成28年度北東北国立3大学連携推進会議連携協議会男女共同参画シンポジウム「女性活躍推進による地域の持続的発展をめざして」が開催されました。北東北国立3大学連携推進会議連携協議会男女共同参画シンポジウムは、平成22年から、弘前大学、秋田大学、岩手大学が毎年持ち回りで開催しているものです。

前半は、文部科学省生涯学習政策局の有松育子局長が「女性活躍の推進に向けた政策動向について」と題した特別講演をされ、大学の女性教職員は増えているものの上位職になるにつれ割合が低下する現状や、国立大学協会が定めた国立大学におけるにおける男女共同参画推進のアクションプラン、文部科学省の取組を含めた女性活躍推進に関する政策動向などについて話されました。

続いて、名古屋大学前総長で科学技術振興機構の濵口道成理事長が「女性が拓く 日本の未来~女性リーダーを育てる:私の経験から~」と題して基調講演をされ、男女共同参画に関わる世界の情勢やわが国の現状と課題、名古屋大学での先進的な取組について話されました。

後半は、弘前大学、秋田大学、岩手大学から、平成28年4月1日に施行した女性活躍推進法に基づいて各大学が策定・公表した事業主行動計画を中心に取組報告が行われました。本学の取組については、学長特別補佐で男女共同参画推進室の日景弥生室長が行いました。続くパネルディスカッション「大学における女性活躍推進のための取組とは」には、本学の大河原隆理事、秋田大学の近藤克幸理事、岩手大学の岩渕明学長がパネリストとして、岩手大学の菅原悦子理事がコーディネーターとして登壇され、男女共同参画の推進において大学が果たすべき役割や各大学のトップのリーダーシップについて、情報・意見がかわされました。

この後、地域の持続的な発展のために各大学が「地域の先導的役割を担うこと」などを盛り込んだ弘前大学、秋田大学、岩手大学の学長名による「北東北国立3大学 男女共同参画推進のための共同宣言2016」が公表されました。最後に、秋田大学の近藤克幸理事から、次回開催校あいさつがありました。

なお、弘前大学では、このシンポジウムに参加した男女共同参画推進室員が、男女共同参画推進委員会(平成28年10月5日開催)において参加報告を行い、本学構成員のいっそうの意識啓発を図りました。

北東北国立3大学連携推進会議男女共同参画シンポジウム   北東北国立3大学連携推進会議男女共同参画シンポジウム

北東北国立3大学 男女共同参画推進のための共同宣言2016