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KA・GA・KU

イベント報告

講演会「研究者のトビラ!!!」を開催しました

日時 : 2013年3月25日(月) 10:30 ~ 18:30
場所 : 弘前大学総合教育棟3F 304講義室
参加者数 : 合計68名(高校生および教員(青森県立弘前南高等学校・青森県立弘前中央高等学校・青森県立弘前高等学校・東奥義塾高等学校)、弘前大学学生 および 教職員、一般のかた)
主催 : 弘前大学男女共同参画推進室「つがルネッサンス!地域でつなぐ女性人才」
ポスター(PDF 421KB)


【 プログラム 】 10:30 ~ 10:40  開会挨拶・講師紹介
午前の部  効果的な研究成果公表のデザインテクニック 10:40 ~ 12:10  伝わるデザインの法則と小ワザ:あらゆる資料を見やすく美しく
           東北大学大学院生命科学研究科 学振PD 高橋佑磨 氏 午後の部  オスとメスの関係を取り入れた生物の世界の新しい理解 第1部  オスとメスの関係による分布とすみわけの解明 13:30 ~ 14:00  少年時代のなぞを大人になって解く
           滋賀県立大学環境科学部 教授 西田隆義 氏
14:00 ~ 14:30  生物の教科書にけんかを売る -仮説を検証する意味-
           東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員 岸 茂樹 氏
14:30 ~ 15:00  共謀する楽しみ ~メスの過ちをいかに暴くか?
           名古屋大学博物館 准教授 西田佐知子 氏
15:00 ~ 15:10  < 休憩 > 15:10 ~ 15:40  雑草を探して島めぐり ~外来種侵略の真実と科学的検証のリクツ~
           大阪市立環境科学研究所 研究主任 高倉耕一 氏
15:40 ~ 16:10  笹枯れで分かった棲み分けの仕組み:クロヒカゲとヒカゲチョウに起こった天変地異
           久留米工業大学工学部 准教授 井出純哉 氏
第2部  性はなぜあるのか -性が種内で果たす役割を解明する- 16:20 ~ 16:50  オスがなくならないのはなぜ!? ~"モデル"から挑む生物学最大の謎~
           京都大学大学院農学研究科 博士後期課程 川津一隆 氏
16:50 ~ 17:20  危険すぎる異郷のオスとの恋:カメムシのメスに訪れる悲劇的顛末
           岡山大学大学院環境学研究科 学振PD 日室千尋 氏
17:20 ~ 17:30  < 休憩 > 17:30 ~ 18:00  天敵から身を守る工夫 ~生態学が見るバッタ・ロボット工学と見るバッタ~
           弘前大学男女共同参画推進室 特任助教 鶴井香織 氏
18:00 ~ 18:30  少数派からみた多様性の進化学:トンボの色彩変異を例に
           東北大学大学院生命科学研究科 学振PD 高橋佑磨 氏


【 講演会内容 】
 弘前大学男女共同参画推進室では、高校生や大学生・大学院生に理系学問分野における研究の面白さを伝えること、研究者という職業を身近に感じていただくこと、研究者になるための道筋を示すことなどを目的とし、若手を中心とした進化・行動生態学者9名による講演会を開催しました。専門の研究者にも有意義な講演会となるよう、講師のかたがたには最新のトピックを選んでご講演いただきました。長時間にわたる講演会でしたが、高校生を中心とした多くの参加者が熱心に耳を傾けました。
 午前の部では、研究内容を効果的に発表するための技術として、東北大学の高橋佑磨博士より、見やすい資料(発表スライドや書類)を作成するためのコツについての講演がありました。ここでは、見やすいフォントを選ぶこと、行間や字詰めに気を配ること、スライド中の写真や文字の配置を徹底的に揃えること、など数々のテクニックが紹介されました。
 午後の部では、「オスとメスの関係を取り入れた生物の世界の新しい理解」を共通テーマに、タンポポ・ゾウムシ・イヌノフグリ・チョウ・カメムシ・バッタ・トンボなどの身近な生物を用いた9つの研究が、研究をはじめたきっかけや背景、仮説の証明方法、共同研究の大切さ、うまくいかない時にどうやって乗り越えたかなどのエピソードを交えて紹介されました。
 午後の部における第1部では、オスとメスの関係が生物の種間関係におよぼす影響について考えました。そこでは、まだ教科書には載っていない「繁殖干渉理論」による生物の棲み分けメカニズムの実証や、長年信じられてきた「アレンの法則」に疑問を投げかける研究など、いずれも教科書を書き替えるような壮大かつ挑戦的な研究の世界が紹介されました。
 午後の部における第2部では、オスとメスの関係が種内で果たす役割について考えました。そこでは、なぜオスとメスがいるのかの理論的説明やオスとメスの間で繰り広げられる繁殖における対立の証明、オスとメスでなぜ身の守り方が異なるのかの説明、オスとメスの関係から種内の多様性が高まることの証明などが紹介されました。
 高校生や若い大学生には、生物学は決して暗記ものの学問ではないこと、生物の世界は自然選択によってすみずみまで合理的に形成されていること、教科書の内容に疑問を持ち自分なりに考え直すことの大切さが伝わった講演会となりました。また、通常の学会では紹介されない研究の裏話を知ることができたり、研究者の人となりや研究内容のつながりを垣間みることができた講演会になりました。
 それぞれの目の前に待っている「研究者のトビラ」がそれぞれの形で開かれることを願い、講演会は閉じられました。



弘前大学男女共同参画推進室 杉山副室長 あいさつ

研究者のトビラ!!! 講師紹介

滋賀県立大学環境科学部 教授 西田隆義 氏

東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員 岸 茂樹 氏

名古屋大学博物館 准教授 西田佐知子 氏

大阪市立環境科学研究所 研究主任 高倉耕一 氏

久留米工業大学工学部 准教授 井出純哉 氏

京都大学大学院農学研究科 博士後期課程 川津一隆 氏

岡山大学大学院環境学研究科 学振PD 日室千尋 氏

弘前大学男女共同参画推進室 特任助教 鶴井香織 氏

東北大学大学院生命科学研究科 学振PD 高橋佑磨 氏

講演会の様子 1

講演会の様子 2

講演会の様子 3

講演者のみなさま

イベント告知用ポスター

  • 弘前大学
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  • 女性研究者研究活動支援事業
  • 弘前大学理工学部 理工学部女子会

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