本学教職員総数は1,888名（他に学長･理事･監事等）です。
そのうち女性は883名（46.8%）です。大学教員は750名、うち女性は141名（18.8%）、附属学校園教員は98名、うち女性は53名（54.1%）です。事務職員・技術職員等（医学部附属病院を除く）は287名、うち女性は86名（30.0%）、医学部部附属病院の事務職員・技術職員等は753名、うち女性603名（80.1%）です。
2014年5月1日時点（以下、昨年度の結果）と比較し、大学教員で女性比率がやや増加（1.0％増）し、附属学校園教員（2.5％減）、事務系職員（0.4％減）と女性比率が減少しました。
また、医学部附属病院の事務職員・技術職員等では女性が８割を超えています。この傾向は昨年度と変わりありません。附属病院の事務職員・技術職員と保健学研究科の教員で女性比率が高い状況です。大学全体でみると女性比率は昨年度よりも0.1%減少しました。
学部専任担当別の教員数と女性比率
図1の学部専任担当別の教員数と女性比率をご覧ください。
大学教員における女性比率は昨年度に比べ、医学研究科を除き、他の学部等ですべて高くなっています。増加率が大きい順で並べると、附属研究所等（+7.1％）、人文学部（+2.2％）、保健学研究科（+1.4％）、農学生命科学部（+1.3％）、附属病院（+1.1％）、教育学部（+0.8％）、理工学部（+0.1％）となります。
また、女性比率が最も高い学部等は保健学研究科で44.3%（39名）でした。附属研究所等は22.0％（11名）で、７名から１１名に女性教員が増えました。教員全体でみると、女性比率18.8 %で、昨年度の結果より1.0％増加しました。
学部学生数と女性比率
図2の学部学生数と女性比率をご覧ください。
学部学生の総数6,159名のうち女性は2,595名（42.1%）です。学部ごとにみると、女性比率の高い順に、医学部保健学科541名（65.0%）､教育学部594名（57.3%）､人文学部697名（47.0%）､農学生命科学部317名（40.5％）となります。
一方、女性比率の低い学部は､理工学部、医学部医学科です。そのうち理工学部では197名（15.7%）と全ての学部の中で最も低い割合になっていますが、昨年度の結果と比較すると、女性比率は0.2%増加しています。人文学部、教育学部、医学部医学科、農学生命科学部ではそれぞれ1.4%、0.9％、1.3％、0.6％女性比率が減少しました。
大学院学生数と女性比率
図3の大学院学生数と女性比率をご覧下さい。
大学院生の総数は808名、そのうち女性は266名（32.9%）です。学部学生に比べて女性比率は低くなっています。研究科ごとにみると、女性比率の高いところは、教育学研究科44名（57.1%）人文社会科学研究科25名（54.3%）、で半数以上を女性が占めています。教育学研究科は昨年より3名（6.5％）増加しました。一方、保健学研究科45.7%（48名）、農学生命科学部40.2％（37名）、地域社会研究科28.6％（10名）では昨年度より減少しています。医学研究科も32.2％と減少しましたが、人数は昨年より1名増となりました。理工学研究科は女性比率が顕著に低い状況ですが、昨年の24名（10.4%）から33名（13.8％）に増加しました。
これらの結果についてまとめると、大学教職員の総数1,888名のうち女性は883名（46.8%）で女性比率は昨年より0.1％減少しました。女性比率の詳細について、大学教員は750名、女性は141名（18.8%）で昨年より1.0％増加し、学部学生の総数6,159名、女性は2,595名（42.1%）で昨年より0.6％減少しました。大学院生の総数808名、女性は266名（32.9%）で昨年より1.0％増加しました。大学教員における女性比率が１学部等以外ですべて向上したことなど、本学男女共同参画の様々な取り組みの効果があらわれつつあります。
しかし 「弘前大学男女共同参画推進基本計画」（平成21年8月3日 策定）に掲げている「女性教員比率を2015年までに20％に向上する」という目標はまだ達成されておりません。平成27年度は全学調査として「弘前大学男女共同参画のための意識・実態調査」を行います。学内の声を聞き、今後とも男女共同参画推進室は各部局と共に積極的に取り組む予定です。また、“地域活性化の中核的拠点”として、地域との連携を進めます。
