弘前大学の男女比率の現状 (2011年4月 現在)

本学教職員の総数は1,855名、そのうち女性は846名で45.6%です。大学教員は744名で女性は112名(15.1%)、附属学校園教員は103名で女性は56名(54.4%)です。
一方、特別職員・事務職員・技術職員は380名で女性は118名(31.1%)、コ・メディカル職員(医師を除く医療従事者)は628名で女性560名(89.2%)です。
この結果は、2010年4月1日の結果(以下、昨年4月の結果)と比較し、大学教員や事務系職員では女性が少ないのに対し、附属学校教員とコ・メディカル職員では女性が半数を超えているという傾向は変わりありませんでしたが、大学教員は女性の比率が2.0%増加しました。ただし、特別職員・事務職員・技術職員が1.5%減少するなど、大学全体でみると女性比率は昨年とあまり変化はありませんでした。

学部専任担当別の教員数と女性比率

図1の学部専任担当別の教員数と女性比率をご覧ください。
大学教員に占める女性比率で昨年に比べて高くなった学部等は、附属病院(+6.4%)、医学研究科(+5.3%)、人文学部(+2.4%)です。また、女性比率は、保健学研究科では41.2%(40名)と高く、理工学研究科では3.4%(3名)と低く、この結果は昨年と同様です。
教員全体でみると、女性比率は15.1%で、昨年4月の結果より2.0%増加しました。

弘前大学の2011年4月現在 学部専任担当別の教員数と女性比率

学部学生数と女性比率

図2の学部学生数と女性比率をご覧ください。
学部学生の総数は6,114名、そのうち女性は2,667名(43.6%)です。学部ごとにみると、女性割合の高い学部は教育学部637名(63.1%)、医学部保健学科527名(61.4%)、人文学部746名(50.4%)です。
一方、理工学部、医学部医学科、農学生命科学部では女性割合が半数以下で、特に理工学部では218名(16.6%)で、他の学部に比べて低い割合です。
昨年4月の結果とあまり変化はありませんが、教育学部では女性比率が3.1%減少しました。

弘前大学の2011年4月現在 学部学生数と女性比率

大学院学生数と女性比率

図3の大学院学生数と女性比率をご覧下さい。
大学院生の総数は816名、そのうち女性は239名(29.3%)で、学部学生に比べて女性比率は低くなっています。研究科ごとにみると、女性比率の高いところは教育学研究科41名(64.1%)、保健学研究科38名(44.2%)、人文社会科学研究科16名(48.5%)ですが、他の4つの研究科では女性比率が4割を下回っています。中でも理工学研究科では29名(10.8%)と他の研究科に比べて非常に低い割合ですが、昨年4月の結果より1.7%増加しています。全体としては、昨年4月の結果より0.6%増加しています。

弘前大学の2011年4月現在 大学院学生数と女性比率

教職員全体でみると女性比率は、昨年4月の結果より0.1%減少しました。しかし、教員全体の女性比率(附属学校を除く)では、15.1%と依然として低いものの、昨年4月の結果と比べると2.0%増加しました。
 この結果には教員公募の備考に記載した男女共同参画の推進をはじめとする男女共同参画の様々な取り組みの効果があらわれつつあるとも推察できますが、その評価を決定づけるには今後の推移を注視しなければなりません。また「弘前大学男女共同参画推進基本計画」(平成21年8月3日 策定)に掲げている「女性教員比率を2015年までに20%に向上する」という目標達成のためには、各部局が女性教員採用に向けて、より積極的に取り組む必要があります。

その他のデータ

弘前大学の男女比率の現状 (2010年4月 現在)
弘前大学の男女比率の現状 (2012年4月 現在)