平成27年度北東北国立3大学連携推進会議連携協議会男女共同参画シンポジウム「男女共同参画の視点から地方創生を考える」を開催しました

9月14日、弘前大学人文学部校舎多目的ホールにおいて、平成27年度北東北国立3大学連携推進会議連携協議会男女共同参画シンポジウム「男女共同参画の視点から地方創生を考える」を開催しました。

佐藤敬学長の主催者挨拶後、文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習課長の高橋雅之氏が政策説明を行い、女性活躍推進をめぐる最新の動向や諸大学の好事例を紹介されました。続いて、慶應義塾大学商学部教授でまち・ひと・しごと創生会議委員の樋口美雄氏が「地方創生と男女共同参画推進」と題して、北東北地域における人口減少・就業・進学等の男女別状況や地域課題解決のための男女共同参画推進における大学の役割について基調講演をされました。

後半は、秋田大学、岩手大学、弘前大学が取組報告を行い、続いて、パネルディスカッション「地方創生に果たす大学の男女共同参画推進の役割」があり、秋田大学総括副学長の小川信明氏、岩手大学理事(地域連携・男女共同参画担当)の菅原悦子氏、弘前大学の大河原隆理事(社会連携担当)がパネリストを、本学の日景弥生男女共同参画推進室長がコーディネーターを務め、各大学の取組の背景や理念、3大学が連携して男女共同参画推進に取組むことの意義や具体的取組の可能性について、情報・意見交換を行いました。これに対して、高橋課長と樋口教授から北東北国立3大学連携による取組への期待を含めたコメントをいただきました。

最後に、弘前大学の大河原理事が、北東北国立3大学の男女共同参画担当理事による「北東北国立3大学 男女共同参画推進のための共同宣言2015」を発表して、3大学の今後のさらなる連携と、地域とのいっそうの連携、各大学の地域連携の取組を男女共同参画の視点を踏まえたものとすることを確認しました。

学内外から約90名の参加をいただき、「大学ですでに実施している取組や今後の地方創生に向けた方向性を把握することができた」「地域創生において男女共同参画が重要であることが明確になり、理解が深まった」「3大学の取組は進んできているが、結果・成果はこれからであり、女性にとって住みやすい、人口流入が北東北において起きてくるようなさらなる取組や連携の強化が必要だと感じた」などの感想が寄せられました。

(参考リンク)平成27年度北東北国立3大学連携推進会議連携協議会男女共同参画シンポジウム「男女共同参画の視点から地方創生を考える」のお知らせ

■北東北国立3大学 男女共同参画推進のための共同宣言2015

シンポジウムの様子  シンポジウムの様子